自民党は13日、党総裁選(27日投開票)の9候補が出席する共同記者会見を党本部で開いた。派閥の裏金事件に関し、条件なしの再調査に前向きな声はなく、実態解明への消極姿勢が目立った。国会議員票を取り込む必要から、各候補が追及に二の足を踏んでいる。
高市早苗経済安全保障相(63)=無派閥=は、検察の捜査も党の処分も終わったことから、「追加的な調査は考えていない」と明言。新たな事実が判明した場合は再調査もあり得るとしたが「むしろ再発防止策を徹底する」と述べ、情報公開などに取り組むとした。
小泉進次郎元環境相(43)…